- 腕が上がらない
- つり革を持つ時に肩や腕に痛みがある
- 服を着替える時に肩や腕に痛みがある
- 髪を結ぶ時に肩や腕に痛みがある
- 寝返りを打つ時に肩や腕に痛みがある
- 夜間痛がある
上記のような症状の方は四十肩(五十肩)の疑いがあります。
英語ではFrozen Shoulder(凍結肩)、日本では四十肩(五十肩)と呼ばれ、正式名称は「肩関節周囲炎」と呼ばれています。
何が原因?
加齢による肩関節周辺の軟部組織の退行変性により40~60歳代の方に多くみられます。
普段デスクワークなどで肩を動かさない人が急激な運動(週末のゴルフ、テニスetc)をすることで肩関節周辺の靭帯や筋肉に小さな傷(顕微損傷)が入り、防衛本能でその傷を守ろうと石灰(カルシウム)の沈着や、繊維組織が癒着を引き起こします。この癒着が肩関節をロックしてしまうのです。
詳しい原因はわかっていませんが、整形外科学的には上記のように言われております。
四十肩(五十肩)は放っておいても痛みは取れます。
【急性期】→【慢性期】→【回復期】と段階を追って回復していきます。
個人差はありますが約1年程度で消失すると言われております。
- 急性期(3ヶ月):痛みが強く動かすのもつらい
- 慢性期(6ヶ月):痛みは弱まっているが角度によっては痛みがある
- 回復期(3ヶ月):痛み、肩関節の可動域も改善してきている
当院で施術をするのは、慢性期~回復期の症状です。
効果と施術方法
少しずつ可動域が回復します。
痛みについては時間がかかりますが徐々に緩和していきます
痛みが強いと動かさない為、肩周りの筋肉は収縮し固まります。
この肩関節周辺にできたコリ(トリガーポイント)を取り除き血行を良くしていきます。
ご自分では痛くて動かせない肩関節を無理なく動かして可動域を広げていきます。
ご自宅でも簡単にできる体操のアドバイスも行います。
肩の状態によってはテーピング療法も行います。